多和田(西武)が最多勝確定 16勝 沖縄県出身が2年連続


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多和田真三郎

 プロ野球・西武の多和田真三郎投手(中部商業高―富士大出)が9日までに、自身初のタイトルとなるパ・リーグ最多勝を獲得することが確定した。リーグトップの16勝を挙げて全日程を終了していたが、3勝差のボルシンガー投手(ロッテ)が上回る可能性がなくなった。県出身者の最多勝獲得は、昨年のソフトバンク東浜巨投手以来、2年連続2人目。

 プロ3年目の今季は開幕から先発ローテーションを守り、26試合に登板。172回⅔を投げて初の規定投球回に到達し、チームの10年ぶりのリーグ優勝に貢献した。5試合完投し、2度の完封勝利を挙げた。防御率は3・81。

 多和田はチームが調整中の宮崎県日南市で「充実したシーズンだった。支えてくれた方や、打ってくれた野手に感謝したい」と謙虚に話した。

 西武では山川穂高内野手(中部商業高―富士大出)が47本塁打でシーズンを終え、2位の柳田悠岐外野手(ソフトバンク)に11本差を付けており、県出身では初となる本塁打王のタイトル獲得が濃厚となっている。