〝沖縄料理〟ミシュランに 新項目での掲載喜ぶ 大阪・澤岻努さん経営「ソーキ家」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【大阪】このほど発売されたホテルとレストランの格付け本「ミシュランガイド京都・大阪+鳥取2019」に新たに沖縄料理の項目が設けられ、宜野湾市出身の澤岻努さん(43)が営む「ソーキ家」=大阪市中央区=がお薦め店として紹介されている。澤岻さんは「沖縄料理が認められた形なので、うれしい」と掲載を喜んだ。

 ミシュランガイドは店の評価を星の数で表すことで知られ、世界的な権威を持っている。ソーキ家は価格以上の満足度が得られて、5000円以下で楽しめる店であることを表す「ビブグルマン」という表記付きで評価されている。

 ソーキ家がミシュランガイドに掲載されたのは3回目。これまでは日本料理や居酒屋に分類されていたが、今回のガイドで初めて「沖縄料理」が独立した項目として紹介され、ソーキ家が掲載された。澤岻さんの喜びもひとしおで「先輩方の良い店もいっぱいあるのに、うちが掲載されていいのかなと迷った」としつつ、「沖縄料理の良さをもっと広めたい」と意気込みを見せた。

 澤岻さんは宜野湾高校卒業後に大阪の調理師専門学校に入学。卒業後は大阪の料亭や沖縄料理店で腕を磨き、2011年にソーキ家を開業した。店を営むかたわら、「がじまるの会」というエイサー団体の会長も務めている。