政治
那覇市長選 10・21

オール沖縄、衆院補選や夏の参院選に向け弾み 自民、立て直し急務 

祝福の花束を受け取り、支持者らに感謝の言葉を述べる城間幹子氏(中央)=21日午後8時17分、那覇市松山の選挙事務所

 今年「選挙イヤー」の県内で、締めくくりとなる那覇市長選は、玉城デニー知事が支援する現職の城間幹子氏が再選を果たした。

 県政与党などで構成する「オール沖縄」勢にとって宜野湾市長選は敗北したものの、知事選、豊見城市長選に続く勝利で、来年4月に実施が見込まれる衆院沖縄3区の補欠選挙や夏の参院選に向け弾みが付いた。

 一方、自民は態勢の立て直しが急務で、4月に発足したばかりの現執行部の責任問題に波及しそうだ。

 那覇市長選は、9月の知事選と同様に「オール沖縄」勢と、安倍政権与党の自民・公明に維新が加わった「自公維」が対決する構図となった。現職の城間氏は、玉城デニー知事や翁長雄志前知事の次男で那覇市議の雄治氏が前面に出る戦術を展開したことで、無党派層を含め幅広い層で支持を広げた。

 那覇市長選が終わり、県内政局は玉城氏の知事選出馬に伴う来年の衆院補選と参院選に移る。補選は両陣営とも現職不在となっており、今後は候補者の人選が焦点となる。3区は玉城氏が自由党の幹事長を務めていたため、自由党は自ら候補者を出したい意向がある。ただ、県内で基盤を強固にしたい立憲民主党や県政与党第一党の社民党、県政与党会派のおきなわなどの思惑が絡み、曲折も予想される。

 対する自民党県連は年内にも衆院補選の候補者となる3区支部長を選任したい考え。出馬に意欲を示す候補者が複数おり、こちらも曲折がありそうだ。(吉田健一)