政治

議長が決まらない与那国町議会 与党が総辞職提案も野党が拒否

与党から議員総辞職が提案された与野党議員による全体会議=23日、与那国町役場

 【与那国】議長選出が難航している与那国町議会は23日も議長選を1回行ったが、くじでの当選議員が辞退し議長が決まらなかった。9月28日からの議長選の実施回数は通算で78回に達した。事態の収束が見通せないことから、全議員参加による全体会議を開催。与党側が議員総辞職を提案したが、野党側は「大義がない」などとして拒否し、話し合いは決裂した。

 全体会議で与党は「何回やっても進展がなく、町民に申し訳がない。総辞職して新たな議会で進めよう」などとし、総辞職を提案した。これに対して野党は「慣例に沿って与党が議長職を取るべきだ。辞めたいなら与党だけが辞めれば良い」「(選挙をして議会構成が)変わらなかったらどうするのか」などと反発。さらに与党が「議会は10人で成り立っている。与党だけの責任ではない」などと応酬して、会議は紛糾した。

 野党議員によると、全体会議後に与党議員から一部野党議員に、議長職を途中で交代する「妥協案」の提案もあったという。