【カリフォルニア】沖縄料理に長い列 県人会バザーにぎわう


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沖縄料理などのブースが並び、多くの来場者でにぎわう沖縄県人会のバザー=7日、米カリフォルニア州ガーデナ市の沖縄県人会パーキング場

 北米沖縄県人会恒例のバザーが7日、カリフォルニア州ガーデナ市の県人会会館パーキング場で開かれ、多くの人でにぎわった。約20のブースが設置され、アシテビチー、サーターアンダギー、ラフテー、沖縄そばなど沖縄料理のブースは特に人気で、県系以外の人も並び長い列を作っていた。

 バザーは客集めが大事ということで、食べ物と同時にエンターテインメントも用意。沖縄舞踊をはじめ民謡、空手、祭り太鼓など多彩な出し物を展開し、観客は楽しいひとときを過ごした。

 来場者の中には、遠くアリゾナ州から泊まりがけで毎年訪れるよしこさんとグレゴリー・ワーカー家族の姿もあった。

 イベントでは、ドミニーク・マッシュバーンさん(26)が初めて司会を務めた。ドミニークさんの父親は米国人、母親は石垣生まれだ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校を卒業している。単なる舞踊・民謡の説明にとどまらず、特に子どもたちにはどのような態度で演芸に臨むのかなどのアドバイスを与え、日英両語で司会した。

 ドミニークさんは取材に「幼い時から他人を幸せにするようにと教えられ、沖縄の文化や歴史、芸能そして県系の人々をこよなく愛するように育ってきた。南カリフォルニアの沖縄県人会の存在はとても大きい。私もその一員になれればと思う」と意気込んだ。
 (当銘貞夫通信員)