「ペルー沖縄婦人会」の創立40周年を記念する式典が10月21日、初春の暖かい日差しが降り注ぐ中、ペルー県人会館・西銘順治大ホールで盛大に開かれた。招待客や会員ら約600人が詰め掛け、40周年を祝った。
ペルー沖縄婦人会は、県人会の婦人部として活動していたメンバーを中心に1978年に発足した。当時、婦人部の部長だった上原松子さんを初代会長に選出し、会則なども作った。ただ、県人会の一部メンバーから発足に反対の声が上がるなど、難産の末の発足となった。
式典は最初に、先駆者に対する追悼法要が厳かに行われた。続いて崎原エレーナ実行委員長が開会宣言をした。
あいさつに立った屋宜エイコ会長が「先人たちが培ってきた、婦人会のモットーである融和、社会奉仕、相互扶助を順守し、ウチナー婦人の地位向上と文化、伝統芸能の継承に微力ながらも努めてきた。会員はじめ皆さまの力強い指導、支援の下、会を運営することができた。改めて深く感謝する」と話した。
婦人会活動は、県人会とともに新年会や沖縄祭りなどを実施しているほか、沖縄料理講習会や敬老会、ピクニックなど、1年を通してさまざまなイベントや企画を運営している。
(赤嶺光弘通信員)