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グラミー受賞者がインスタで紹介、人気に 読谷発の新楽器「サンレレ」

サンレレを演奏するジェイコブ・コリアーさん(インスタグラムより)

 【読谷】2017年の米グラミー賞で2部門を受賞したアーティスト、ジェイコブ・コリアーさんが、自身の写真共有アプリ「インスタグラム」に三線とウクレレを掛け合わせた「サンレレ」を演奏している動画を投稿し、製造・販売している「マチダヤ・コーポレーション」(沖縄県読谷村、町田宗朝社長)に国内外からサンレレの注文が相次いでいる。町田社長は「これを機にサンレレ、三線が世界に広まってほしい」と期待している。

 ジェイコブさんは、グラミー賞では最優秀インストゥルメンタル編曲賞、最優秀ヴォーカル入りインストゥルメンタル編曲賞を受賞した。

 多数の楽器を一人で演奏し、一人でアカペラを歌うパフォーマンスが動画サイト「ユーチューブ」で公開されると、318万回再生される動画もあるなど、音楽界でも反響を呼んだ。

 サンレレは、ジェイコブさんが日本でコンサートを開催した際に、日本のファンからプレゼントされたという。


マチダヤ・コーポレーションの町田宗朝社長(中央)と町田宗男部長(左)、町田宗武専務=読谷村高志保

 ジェイコブさんがサンレレを演奏している動画は、10月20日にマチダヤの町田宗男部長が見つけた。「大変なことになっている」。宗朝社長に動画を見せた宗男さんは「海外の有名な人が演奏しているのには驚いた」と振り返る。その時期からサンレレの売り上げは倍になり、中でもジェイコブさんが弾いているグリーンの色が人気だという。

 サンレレは10年の開発期間を経て、2009年に完成した。

 歌手のアルベルト城間さんが宗朝さんに「海外の人を驚かせたい」と提案したことがきっかけだ。アルベルトさんも「一流のミュージシャンが楽しくサンレレを演奏する姿は感動的だった。小さな島の大きな心が世界に響き渡る瞬間だ」と喜んだ。

 宗朝さんは「サンレレをきっかけに、沖縄の文化が世界に広がってほしい。ジェイコブさんには(サンレレを使った)新曲をお願いしたい」と笑顔を見せた。