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祖先敬う心に共感 粟国島 照屋監督(ゴリ)ら、映画『洗骨』上映

「洗骨」の上映を終え、島の子どもたちと映画をPRする照屋年之監督(中央右)と奥田瑛二さん(同左)=8日、粟国村の村離島振興総合センター

 【粟国】ガレッジセールのゴリさんが本名の照屋年之として監督に挑んだ「洗骨」の上映と舞台あいさつが8日、ロケ地となった粟国村の村離島振興総合センターで開かれた。照屋監督と主演の奥田瑛二さんも、上映を見守った。村民約160人が詰め掛け、涙を浮かべ、じっと画面に見入る人もいた。コミカルなシーンでは笑い声が広がった。

 「洗骨」は、バラバラだった粟国島のある家族が、島に伝わる洗骨の風習を通し、絆を取り戻していく姿が描かれる。島の穏やかな風景が広がり、村民が出演するシーンもある。

 上映後、照屋監督は「祖先への感謝や敬う気持ちを映画で伝えられれば、粟国の皆さんにも喜んでもらえると思った。多くの皆さんに集まってもらいうれしい。ここからがスタートだ」と語った。奥田さんは「脚本と監督、粟国島の自然の力が融合してこの映画ができたと思う」と語った。

 村民の中には、自身が経験した洗骨を思い出す人も多くいた。伊佐好子さん(64)は「母の洗骨がよみがえってきて涙が出てきた。最後に流れた主題歌の『童神』も良かった」と話した。

 「洗骨」は、全国に先立ち来年1月18日から県内で公開される。全国公開は2月9日から。