社会

成長調整剤の代理店困惑 浦添の除草剤散布・虚偽報告 問い合わせ次々「枯れないのに」

浦添運動公園内

 沖縄県浦添市の浦添運動公園(ANA SPORTS PARK 浦添)内の遊具広場周辺に除草剤が散布され、芝生が枯れた問題で、指定管理者が当初、散布したと市に説明していた植物成長調整剤の県内代理店が、取引先への説明など対応に追われている。この代理店は「散布された植物成長調整剤では、植物は枯れない」としている。

 所管の市教育委員会によると、9月17、18の2日間、那覇市の業者が浦添運動公園内の約3500平方メートルに薬剤を散布。数日後に芝生や雑草が枯れてしまった。「成長調整剤を使用した」と指定管理者から説明を受けた市教委は、10月19日に近隣50世帯に文書を配布、22日には市ホームページで散布薬品の製品名を公表した。その際、製品のチラシも添付していた。

 しかし、10月28日付の本紙報道を受け、指定管理者が30日、「散布したのは除草剤だった」と市に謝罪。虚偽報告が発覚した。

 県内で唯一、その植物成長調整剤を取り扱う代理店には、報道後、販売先などから「『枯れない』という話ではなかったのか?」などの問い合わせが相次いでいる。担当者はその都度、「この製品で植物が枯れることはない」と説明。「県内での取り扱いは去年からだが、これまで営業に時間と経費がかかっている。それが水の泡だ」と困惑している。