成人式を前にボランティア 石嶺中卒業生 ひやみかちなはウォーク


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給水所でボランティアに汗を流す石嶺中校区成人式実行委員会のメンバー(右から3人目)ら=11日、那覇市の天久ちゅらまち公園

 健康増進とウオーキングの習慣化を目的とした「ひやみかちなはウォーク2018」が11日、沖縄県那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇周辺を発着点に開かれた。2~35キロの8コースに過去最多の計4453人が参加。家族や友人らと、自分のペースで秋の那覇路を満喫した。

 那覇市の天久ちゅらまち公園に設けられた給水所では、「石嶺中校区成人式実行委員会」のメンバー7人がボランティアに参加し、ウオーキングに励む人たちに水やあめなどを配った。

 市教育委員会の提案を受け、「成人になるので何か地域貢献できれば」と実現した。同公園は「今昔(なまんかし)マチグヮーまーい」(15キロ)の5キロ地点給水所となっている。続々と到着する参加者に、同実行委のメンバーは「お疲れさまです」と声を掛け、水や花林糖などを手渡した。受け取った安里昌一さん(84)=那覇市=は「力をもらった」と笑顔を見せた。

 実行委の翁長湖夏さん(20)=同市、沖縄国際大2年=は「ボランティアは初めてだったけど、意外と楽しかった」。実行委員長の永山盛将さん(20)=同市、琉球大1年=も「精いっぱい応援した。メンバーにとっても、いい経験になった」と話した。