【アメリカ】ウチナーンチュの日祝う エイサー、琉舞で盛況 オハイオ友の会


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カチャーシーで催しを締めくくる参加者ら=10月27日、米オハイオ州

 米国のオハイオ州沖縄友の会(ジューン・マクベイ会長)は10月27日、「世界のウチナーンチュの日」を祝うイベントを同州で開催した。沖縄県の沖縄文化芸能派遣事業で派遣された芸能関係らも参加。会は大いに盛り上がり、幕を閉じた。

 マクベイ会長が開会あいさつをした後、デトロイト日本総領事と玉城デニー県知事の祝辞が読み上げられた。県が制作した「世界のウチナーンチュの日」のプロモーションビデオを鑑賞し、司会者が「世界のウチナーンチュの日」制定の経緯を紹介した。

 阿波連本流啓扇和の会による「かぎやで風」で余興の幕が開けた。はっぴに青い鉢巻きをした10人の子どもたちがパーランクーを片手に元気一杯にエイサーを演舞し、会場からは「かわいい」の声が響いていた。三線グループは「沖縄、ウチナー」など2曲を演奏。琉球祭り太鼓とフラグループが沖縄からの参加者の歌に合わせ、「シンカヌチャー」で演舞した。沖縄からのエイサー指導者と友の会諸見里エイサーのメンバーは3人のゲストも加わり、勇壮な演舞を展開し、観客を魅了した。会場全体を巻き込んだカチャーシーで締めくくった。

 マクベイ会長は「会場の手配から県との打ち合わせなど、四カ月の準備期間しかなく大変だったが成功してホッとしている」と話した。
 (鈴木多美子通信員)