沖縄銀行(山城正保頭取)は12日から、WeChatPayとAlipay、LinePayの加盟店管理業務(アクワイアリング)を始め、加盟店向けに3ブランドの決済サービスを集約できる「おきぎんStarPay」の提供を開始した。一つのアプリと端末で複数のQRコード決済に対応が可能で、今後は3ブランド以外にも取り扱いを拡大していく予定という。
観光客など、3ブランドの決済を利用する人が訪れた場合、加盟店は専用端末で利用者のスマートフォンなどに表示されたQRコードを読み取ることができる。決済種類は自動で判別され、アプリの選択などの手間が省かれる。管理システムも一本化される。
沖銀は間に信販会社を挟まず各ブランドと直接の包括代理店契約を結んでいて、決済手数料率も安いという。デジタル事業部の牧志一調査役は「アリペイとウィーチャットペイは、手数料の相場が2%台だが、沖銀では1%台を目安に提供する。ラインペイも2%台で、全国と比べると低い」と話した。