空手世界一 沖縄の誇り 3選手が凱旋


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世界空手道選手権で獲得した金メダルを首にかけ、出迎えた関係者に笑顔を見せる(手前から)上村拓也、金城新、喜友名諒。後方は佐久本嗣男氏=13日、那覇空港(喜瀨守昭撮影)

 11日までスペインで行われていた空手の世界選手権で男子形で3連覇した喜友名諒(劉衛流龍鳳会、興南高―沖縄国際大出)と喜友名と共に団体形で連覇を果たした金城新(劉衛流龍鳳会、美来工科高―沖縄国際大出)、上村拓也(劉衛流龍鳳会、興南高―沖縄国際大出)、3選手を指導し、日本代表のコーチを務めた佐久本嗣男氏が13日夜、那覇空港に凱旋した。空港には空手を学ぶ子どもたちをはじめ、多くの関係者200人以上が詰め掛け、世界王者たちの姿が見えると歓声を上げ、「おめでとう」と祝福した。

 選手たちは歓迎にハイタッチをし、笑顔で応えた。喜友名は「佐久本先生の『いつも通りやれば絶対勝てる』との言葉を信じ、試合に臨み、全試合5-0で勝つことができた」、上村は「沖縄の空手、劉衛流の形をしっかりと世界に見せつけて、完全優勝ができた」、金城は「自分たちの力だけではなく、日頃お世話になっている方々のおかげで2連覇することができた」と思いを語った。

 帯同した佐久本氏は「(3人とも)まだ100点ではないけれど伸びしろはある。喜友名は3連覇で(私の記録に)並んだが、何が何でも4連覇させたい。10連覇ぐらいさせてみようかな」とうれしそうに語った。