地域

認知症支援講座の講師は市長 「浦添、福祉の街に」

職員に対して「市民の気持ちに寄り添うことが大切だ」と話す松本哲治市長=12日、浦添市役所

 【浦添】沖縄県浦添市は12日、職員を対象にした認知症サポーター育成ステップアップ講座を市役所で開いた。午前と午後に分かれ、約60人が参加した。市長就任前に障がい者支援のNPO法人ライフサポートてだこ代表を務めた松本哲治市長が講師を務めた。松本市長は「病気になり、『死にたい』という人と、その家族が世の中にたくさんいるということを認識してほしい」と述べ、想像力を働かせて市民サービスを実施することの大切さを強調した。

 講座で松本市長は「がん、脳卒中、アルツハイマーの三つのうち、自分や愛する人がなるんだったらどっちの病気がいいか」と質問。平穏で健康な生活を病によって突然奪われてしまうことの心理的なダメージを想像させた。

 その上で「認知症や介護に限らず、さまざまな悩みを抱えて市役所に相談に来た市民の気持ちを想像することは、われわれにとって絶対に必要な力だ」と強調した。

 市長は講座を受けた職員に「思いやりのある、沖縄一優しい福祉の街づくりを目指して頑張ろう」と呼び掛けた。