米軍機KC135、飛来相次ぐ 普天間飛行場 騒音が激化、市民苦情


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
空中給油機KC135

 【宜野湾】15日午後4時ごろ、沖縄県の米軍普天間飛行場に空中給油機KC135が飛来し、約30分にわたり周辺地域で低空飛行を繰り返した。宜野湾市の基地被害110番には同日、「人の住むところじゃない。毎日地獄にいる思いだ」などの苦情が寄せられた。

 KC135は先週の7、8の両日にも飛来し、2日間で10件以上の苦情が市に寄せられた。8日に市が沖縄防衛局に対し「外来機の飛来は住民生活への影響が大きい」として飛来の禁止を米軍に申し入れるよう伝えたほか、10日に松川正則市長が岩屋毅防衛相と市役所で面談した際も飛来禁止を求めていた。

 普天間飛行場では午後10時以降の夜間騒音も激化しており、14日は午後11時56分に上大謝名公民館で89・5デシベルを記録した。

 長田に住む男性は15日午前0時2分に市に電話して「0時前にオスプレイが旋回して滑走路に着陸した。午後10時以降は飛ばないという約束が破られている」と訴えた。