芸能・文化

ウチナーの心 数々の名曲に JASRAC音楽文化賞 普久原、備瀬さん受賞

普久原恒勇さん

 第5回JASRAC音楽文化賞の贈呈式が16日、東京都内で開催され、作曲家、音楽プロデューサーの普久原恒勇さん(86)、作詞家、音楽プロデューサーの備瀬善勝さん(79)ら4組が受賞した。同賞は地道な活動で音楽文化の発展に寄与した人を顕彰する賞で、県内からの受賞は昨年に続き2回目。普久原さんと備瀬さんは沖縄市を拠点に、島唄、沖縄音楽など数々の名曲を制作した。後進の音楽家を育て、地域と密着した音楽プロデュースを続けるなど沖縄文化に根差した多彩な作品を全国に発信してきたことなどが評価された。贈呈式には備瀬さんと恒勇さんの代理出席で次男の朝之さんが参加した。

 恒勇さんは電話によるコメントで「名誉ある賞をいただき大変光栄に思っている」と話した。備瀬さんは「次々に新しい沖縄音楽が生み出されている。これからも楽しみながら音楽をつくり、普及していきたい」と意気込んだ。

 恒勇さんは「芭蕉布」や「ゆうなの花」など数多くの名曲作品を生み出した。創立91年のレコード会社「マルフクレコード」の音楽制作を担い、県内外の音楽家に影響を与えた。


JASRAC音楽文化賞を受賞した備瀬善勝さん(右)=16日、東京都内のホテル(JASRAC提供)

 備瀬さんは沖縄市の「キャンパスレコード」を経営しながら、作詞のほか、多くの沖縄音楽をプロデュースし、幅広いジャンルの作品を送り出した。同市の音楽資料館「おんがく村」の館長も務めている。