車エビの生産量1位は沖縄 国内シェアは32% 23日、新報ビルで「車えびまつり」


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 22年以上にわたって日本一の生産量を誇る沖縄の車エビ。出荷の最盛期を迎える12月を前に、県車海老(えび)漁業協同組合(安里一月(いつき)組合長)は23日、車えびまつりを那覇市泉崎の琉球新報1階エントランスで開催する。車エビの試食会(限定1500食)、親子車エビ勉強会や車エビのつかみ取りがある。お歳暮コーナーも設置する。午前10時半から午後3時半まで、入場無料。

車えびまつりをPRする県車海老漁協の安里一月組合長(左)と具志司参事=19日、那覇市泉崎の琉球新報社

 県内は本島北部から与那国島まで18カ所の車エビ養殖場がある。温暖な気候を生かして養殖し、県外物が少ない11月~翌5月に関東地方を中心に出荷しており、生産量は2017年に523トンあった。全国の統計がある16年は、沖縄は447トンで産出額は22億7100万円、2位の鹿児島県は356トンで17億5100万円だった。全国シェアは沖縄が32%、鹿児島は26%あった。同組合によると1995年以降、沖縄が生産量の日本一を維持している。

 安里組合長は「日本一の車エビを知って、味わってほしい」と来場を呼び掛けた。