日本一の生産量を誇る沖縄県産車エビを県民に知ってもらおうと、県車海老(えび)漁業協同組合(安里一月(いつき)組合長)は23日、車えびまつりを那覇市泉崎の琉球新報ビル公開空地で開いた。
来場者は香ばしい匂いを漂わせる活き車エビの串焼きを試食したり、親子勉強会で車エビの特徴を学んでつかみ捕りに挑戦するなどして、旬の車エビを満喫した。
3人の子供と試食、つかみ捕りを楽しんだ金城笑理(えみり)さん=那覇市=は「香ばしくて甘さもあり、すごくおいしかった」と話した。車海老漁協の具志司参事は「試食後に買って帰る人が多くてよかった。勉強会は人気が高く、来年は体験できるいけすも増やしたい」と成果を語った。
県内の車エビは、1970年代から養殖が始まった。2002年には久米島の海洋深層水を使ってウイルスが原因の病気にかかりにくい種苗(稚魚)の生産も始まり、お歳暮などで利用されている。