「ガジュマルのように」 後輩、母校に贈ったメッセージとイラスト 元SPEEDのHITOEさんが寄贈 東風平中70周年祝う


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元SPEEDのHITOEさんが母校のために描いたイラスト。「東風平中がガジュマルのように子供達の心の故郷として支える場所であってほしい」との直筆メッセージも添えられている(東風平中学校創立70周年記念事業期成会提供)

 【八重瀬】沖縄県の東風平中学校創立70周年記念事業資金造成チャリティーコンサートがこのほど、八重瀬町の同校体育館で開かれた。卒業生の有志が集まり同実行委員会を立ち上げ、東風平中ゆかりのアーティストや芸人に呼び掛け実現した。「輝け!夢に向かって」をテーマに、U―DOU&PLATYやソプラノ歌手の宮城和佳子さん、創作太鼓衆美らさ、八重瀬歌舞団などの歌や踊りに加え、お笑いコンビのすっとこどっこい、ハイビスカスパーティーらが漫才を披露した。

 会場に来られなかったが、かりゆし58の前川真悟さんからのビデオレター、元SPEEDのHITOEさんが学校に贈った70周年の記念イラストも紹介された。HITOEさんの作品は東風平中に飾られる。

 東風平中卒業生で歌手のウエサトモトシさん(42)は、「中学の頃はサッカーしかしていなかったけれど、芸能の形で今日参加できるのはとてもうれしい」と話した。その上で「夢は口に出した方がかなう。みんなも夢を語ってほしい」と、後輩たちに呼び掛けた。

 ステージの最後は、吹奏楽部の演奏に合わせて全員で校歌を斉唱。会場と出演者が一体となって70周年の節目を祝った。
 (新垣貴子通信員)