うるま市、投票実施へ 県民投票 議長が予算案可決見通し


この記事を書いた人 大森 茂夫

 沖縄県名護市辺野古の新基地建設に伴う埋め立ての賛否を問う県民投票を巡り、県の事務移譲の同意を保留していたうるま市で、県民投票が実施される見通しとなった。最大会派の新政・公明に所属する幸地政和うるま市議会議長が28日、本紙の取材に対し、12月市議会に提案される県民投票事務の予算案について、可決されるという見通しを示した。事務の執行に必要な予算措置がなされれば事務が可能となり、県民投票は実施されることになる。

 うるま市の島袋俊夫市長は27日、記者団に「県は真摯(しんし)に対応してくれた。納得のいく回答が県から得られた」と述べ、12月議会に予算案を提案する考えを示した。同市議会の幸地議長は28日、取材に「個人的な意見だが、予算案は問題なく通るだろう」と述べた。