「最高の形で終わる」 FC琉球 来月2日、今季最終戦 アウェー対富山へ調整


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最終節を前に、実戦形式のゲーム練習に取り組むFC琉球の選手ら=28日、那覇市の新都心公園

 サッカーJ3でJ2昇格と優勝を決めているFC琉球の最終節は12月2日午後1時から、富山市の県総合運動公園陸上競技場でカターレ富山と対戦する。最終戦を前にした28日、那覇市の新都心公園で琉球の選手らは練習に汗を流した。朴一圭主将は「勝って最高の形で終わりたい」と力を込める。

 28日は、フィジカルトレーニングを1時間以上行い、パス回しなど基礎練習へ。選手たちは終始和やかな雰囲気だった。その後、実戦形式のミニゲームで、攻守の連係などを念入りに確認した。

 琉球は31試合を終えた通算成績は20勝6分け5敗で勝ち点は66。得失点差は2位の鳥取と18点リードを広げる34点と、リーグ屈指の実力を誇っている。富山はリーグ12位で、今季の開幕戦も4―3で勝利している。過去3年間の対戦成績も2勝3分け。相性の良い相手で最終戦も白星が見込めそうだ。

 琉球は昇格と優勝を決めた後の23日、相模原に4―1で勝利し、約4500人の観客の前で偉業を成し遂げた。金鍾成監督は「優勝と昇格が決まったあとで、スイッチが入りづらい状態だった」と振り返るが、シーズンを通して培ってきた連係や地力の違いを見せつけた。ホーム戦無敗はJ1の浦和に次いで2例目だ。

 2日は現チームでの最終試合だ。J2に向けて選手層やチーム力の課題も見えているが、金監督は「結果も大事だが、選手がどういうサッカーを見せてくれるか楽しみだ」と焦りはなく、笑顔を見せた。


 

◆8日に交流会開催/沖縄市、入場無料

 FC琉球を運営する琉球フットボールクラブは12月8日午後6時から、沖縄市のグリーンフィールドでファンとサポーター向けの交流会を開催する。

 球団によるシーズン報告のほか、FC琉球のダンスチーム「琉球ボンバーズ」や選手のパフォーマンス、記念撮影など、様々な催し物がある。入場は無料。先着で来場した300人に琉球のオリジナルTシャツがプレゼントされる。