1000人「民主主義守ろう」 辺野古、14回目県民大行動


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ガンバロー三唱で集会を締めくくる市民ら=1日、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設に反対するオール沖縄会議の県民大行動が1日、米軍キャンプ・シュワブゲート前で開かれた。主催者発表で県内外から千人が参加し、新基地建設反対を訴えた。

 県民大行動は毎月第一土曜日に開かれ、今回で14回目を迎えた。県選出の国会議員や県議会議員が、新基地建設阻止への決意や県民投票への取り組みを説明した。オール沖縄会議共同代表の高良鉄美琉球大学法科大学院教授は「ここにいる皆さんは主権者の先頭に立っている。日本の民主主義を守るために一緒に頑張ろう」と呼び掛けた。

 那覇市から参加した医療従事者の上間進さん(67)は「医者として戦争に結びつくものには絶対反対だ」と強調した。新基地建設に関する県と政府の集中協議について「政府のアリバイ作り。法律の解釈をねじ曲げ、工事を強行する政府を許すことができない」と憤った。この日はシュワブゲートからの資材搬入はなかったが、海上ではオイルフェンスの敷設が確認された。