【読谷】米軍嘉手納基地所属の空軍兵が拳銃を所持したまま基地の外に脱走し、行方不明になっていた事件について、読谷村議会(伊波篤議長)は11日に開会した12月定例会本会議で、事件に抗議し、原因の究明と結果を公表することなどを求める意見書と抗議決議を全会一致で可決した。
決議は「米軍の武器管理体制のずさんさと地元自治体への通報体制の遅れに問題があり、断じて許されない」と問題を指摘し、これらの体制を見直し、万全なものとするよう求めた。
身柄を拘束された場所が住宅地であることにも触れ「重大事件に直結する恐れがあり、村民を深刻な不安と恐怖に陥れるものだ」と批判した。
宛先は抗議決議が駐日米国大使、在日米軍司令官など。意見書は首相、官房長官ら。【琉球新報電子版】