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ジュゴン保護へ法的闘争を継続 生物多様性センターが緊急声明

 【ワシントン=座波幸代本紙特派員】米軍普天間飛行場の移設に伴う沖縄県名護市辺野古の新基地建設を巡り、絶滅危惧種のジュゴン保護のために工事の中止を求めている生物多様性センター(CBD)は12日、沖縄のジュゴンを守るための法的闘いを続けるとの緊急声明を発表した。土砂投入は豊かなサンゴやジュゴンの餌場の海草藻場を破壊すると警鐘を鳴らしている。

 声明で、玉城デニー知事は防衛省に対して工事の中止を強く求めており、県民投票の実施も予定されていると指摘した。

 CBD共同創設者のピーター・ガルビン氏は「米軍の手による絶滅から、沖縄のジュゴンを守る闘いを決して止めない」と強調。新基地建設は残酷な環境破壊であり、文化的にも重要なジュゴンを絶滅にさらせば「米国の国際的な評価を永遠に汚すだろう」と訴えた。

 CBDを含む日米の環境保護団体は米国防総省を相手に、新基地計画は米国家歴史保存法(NHPA)に違反しているとしたジュゴン訴訟の控訴審を9月に起こしている。来年1月にサンフランシスコ連邦地裁で現状説明が始まる予定。