県民に勇気と誇り 山川内野手、多和田投手に琉球新報スポーツ栄誉賞を贈呈


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笑顔で琉球新報スポーツ栄誉賞を受ける埼玉西武ライオンズの山川穂高内野手(左)と多和田真三郎投手=21日、埼玉県所沢市の西武球団事務所

 【所沢】琉球新報社は21日、2018年パ・リーグ本塁打王に輝いた埼玉西武ライオンズの山川穂高内野手と、最多勝を獲得した多和田真三郎投手に琉球新報スポーツ栄誉賞を贈った。

 山川さんは「本塁打王やMVPはすごくうれしいが、悪いところの方が多かったのが課題。来年以降練習して埋めていきたい。三冠王が夢だ」と話し、多和田さんは「打線が打ってくれたおかげ。来年は1年間投げきることを心掛け、防御率も下げたい」と述べ、そろって受賞の喜びを語った。

 琉球新報社の近藤好沖東京支社長が「県民に勇気と誇りを与えた」と受賞理由を述べ、2人に賞状と記念品の琉球ガラス製の盾を所沢市の球団事務所で手渡した。この日2人は背広姿で、はじめは緊張した面持ちで賞状を受け取った。球団担当の記者らもそろって受賞の様子を取材した。

 山川さんは「ホームランを47本打ったと騒いでもらっているが、60本打ってる人もいる。日本人でも55本打ってる人もいる。その人たちに勝てるような練習をすべきだ。今年の倍以上練習したい」と抱負を語った。

 多和田さんは「沖縄の少年も野球する人が少なくなっている。自分たちがしっかり活躍して興味を持ってもらい、プロ野球選手になりたいという人が増えることを目標に頑張っていきたい」と力を込めた。【琉球新報電子版】