【ボリビア】学ぶと諦めない 今年の言葉発表 日ボ校の卒業生2人


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新垣美奈生徒会長(右)と佐渡山亮副会長=ボリビアのオキナワ第一日ボ学校

 7日にオキナワ第一日ボ学校を卒業した生徒会長の新垣美奈さん(14)と副会長の佐渡山亮さん(14)が1年間の生徒会活動を振り返り、「学ぶ」「諦めない」と言葉でそれぞれ表した。2人はこの1年、さまざまなことを学び、経験を積んできた。

 新垣さんは、嘉手納町がルーツの県系3世。就任当時は生徒会長として全校生徒をまとめ、リーダーとしてやっていくことが不安だったという。「学ぶ」としたことに「生徒会長になって人の前であいさつしたり、リーダーとして下級生を引っ張っていったり、責任感を持つことや諦めないことを学んだ。今年からボリビア人の生徒も増えたので、通訳をしたりして、いろんなことを学べた」と語った。

 佐渡山さんは、恩納村がルーツの県系3世。「この学校をいい学校にしたい」との思いで活動に取り組んだという。学校の良い点を「他の学校にはない運動会、エイサー、クラブ活動などたくさんの行事や活動があるところ」と強調する。佐渡山さんは「全体活動は準備が大変だったけど、みんなと協力して諦めないでやったら、最後まで終わらせることができた。諦めないことの大切さを学んだ」と話した。

 将来の夢について、新垣さんは「旅行ガイド、通訳、カメラマン。将来世界中を回りたい」とし、佐渡山さんは「テクノロジーの勉強をしていい仕事に就きたい」と笑顔で話した。
 (安里玉元三奈美通信員)