ツツガムシ病、患者3人確認 沖縄県が注意喚起 死亡例も


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ツツガムシ(県衛生環境研究所提供)

 沖縄県地域保健課は25日、病原体を保有するダニ(ツツガムシ)に刺されてツツガムシ病を発症した患者がことし3人確認されたと発表した。治療が遅れると死亡するケースもあるといい、県が注意喚起している。

 3人はいずれも70代で、宮古島市在住の男女。11月から12月にかけて診断が出ており、男性2人は池間島で畑作業をした際にツツガムシに刺されたとみられる。女性1人は11月に診断された男性の妻で、作業時に男性が着ていた衣服から感染したと推定される。

 県によると、山林や畑では肌の露出を少なくし、防虫スプレーを使うことが予防につながる。県は山林などに入って1、2週間後に発疹や発熱の症状が出たら、すぐに医療機関で受診するよう呼び掛けている。