西原高校マーチングバンドが5日、茨城県立大洗高校マーチングバンド部の後援会が同県内で開いたニューイヤーコンサートに招かれた。両校は全国上位を競い合う長年のライバル。「龍虎響演」をテーマに磨き上げた技を披露し、会場を沸かせた。
大洗高のコンサートは毎年開催されており今回で21回目。西原高との共演は、大洗側の希望で3年がかりで実現したという。西原の生徒60人とスタッフや教員ら総勢82人が招待された。
公演はひたちなか市総合体育館を会場に、午前・午後の2部構成で行われ、関東や東北から訪れた多くの観客で満場になった。両校は、マーチングバンド協会の全国大会で西原が中編成の1位、大洗が2位になった演目のほか、この演奏会のために準備した曲などをたっぷり披露した。
西原の顧問、仲本裕樹教諭は「大洗のマーチングは関東でとても人気がある。自分たちにはない演奏力を学ぶことができた。今後につながる」と喜んだ。