玉城デニー知事は11日午後4時、辺野古埋め立ての賛否を問う県民投票について「県民投票は予定通り2月24日実施する。条例の改正についてはさまざまな課題があり難しい」と述べ、現行の県民投票条例に基づいて2月24日に投開票することを県政与党と確認したことを発表した。
宮古島市や宜野湾市など県内5市で投票事務を執行するための予算措置がなされていない状態について、首長が県民投票への不参加を続けた場合には、5市抜きでも2月24日に県民投票を実施する姿勢を示した。
その上で、玉城知事は「全県実施を断念した経緯はない。条例と地方自治法の規定に違反する状態になることを回避するため、対話を通して市町村に協力を求める」と強調し、全市町村での実施に向けて反対する市長に引き続き協力を要請するとともに、地方自治法に基づく「是正の要求」など対応を図っていくことを強調した。【琉球新報電子版】