夏の参院選沖縄選挙区に向け自民党県連を中心とする候補者選定で、シンバホールディングス会長の安里繁信氏(49)が最有力候補となる見通しとなった。自民県連は12日正午まで候補者を公募しているが、複数の県連関係者によると、安里氏と共に有力視されていた前宜野湾市長の佐喜真淳氏(54)が立候補しない方針を示しており、候補者選考に応募しないことが11日、分かった。このため安里氏が擁立される公算がより大きくなった。
安里氏を支持する自民党県連所属県議数人は11日、推薦書を県連に提出した。県連は12日午後、2回目となる選考委員会を開き、人選作業を本格化させる。県連関係者によると、安里氏を含め複数人の推薦書が提出されている。
県連関係者によると、県議のほか、経済界でも安里氏を推す声が上がっている。一方、佐喜真氏を巡っては、知事選から間もないことや衆院選への出馬を求める声が強いため参院選への出馬を避けたとみられる。