県民投票 宜野湾市に賠償請求へ 市民有志


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 【宜野湾】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の埋め立て賛否を問う県民投票を巡り、宜野湾市の松川正則市長が県民投票の事務を実施しない意向を表明していることを受け、市民有志でつくる「県民投票じのーんちゅの会」は13日、市内で会合を開き、市民の投票する権利が奪われたとして、宜野湾市を相手に損害賠償を求める訴訟を起こす方針を固めた。15日に記者会見を開き、日程などの詳細を公表する。

 今後、原告団を募集する考え。仮に勝訴したとしても投票事務を強制することはできないが、訴訟を提起することで市長に事務の実施を迫る狙いがある。

 じのーんちゅの会共同代表の宮城一郎県議は取材に対し「今後も事務の実施は求めていくが、最終的に事務を拒否した場合は市民の投票権を奪うことに対する償いをしっかりしてもらわないといけない」と訴訟の意義を語った。