社会

伊江島で騒音激化 12月、西崎区で90デシベル超40回 LHD運用が影響か

発着場「LHDデッキ」に着陸するF35Bステルス戦闘機=5日、米軍伊江島補助飛行場

 【伊江】米軍伊江島補助飛行場に隣接する沖縄県伊江村西崎区で、昨年12月に測定された90デシベル以上の騒音回数が40回に上ったことが15日、分かった。同区と真謝区で沖縄防衛局が測定した。昨年12月5日に同飛行場で運用が始まった強襲揚陸艦の飛行甲板を模した着陸帯「LHDデッキ」の影響とみられる。同着陸帯では、1月15日も2機の米軍のステルス戦闘機F35Bが離着陸訓練を実施した。

 西崎区の90デシベル以上の騒音測定回数は、昨年4~9月の平均が月8・5回だった。12月の騒音測定回数は平均の約4・7倍に上り、騒音が激化している実態が浮き彫りになった。

 真謝区では90デシベル以上の騒音が12月に10回測定された。同月の騒音の最大値は西崎区で93・7デシベル、真謝区が92・4デシベルだった。


 「LHDデッキ」では12月5日と13日、米軍岩国基地(山口県)所属のステルス戦闘機F35Bが離着陸訓練を実施した。

 12月5日は正午ごろから午後8時10分ごろまで、同13日は午後4時20分ごろから、午後7時半ごろまで訓練した。

 昨年12月のうるささ指数(W値)は、西崎区が71、真謝区が65・9。西崎区は前月比1・1増、真謝区は同5・8増となった。

 沖縄防衛局は琉球新報の取材に「今回の騒音測定結果について具体的分析はしていない」とした上で、「引き続き米側に対して、地元の皆さんに及ぼす影響を最小限にとどめるよう働きか掛ける」とした。

 伊江村の担当者は「事前通告のない中、訓練が続いている状況は遺憾だ」と述べた。

 1月15日の着陸帯での離着陸訓練は、午後2時ごろから午後6時40分ごろまで実施された。