【ハワイ】沖縄プラザ祝い舞う 琉舞公演 500人を魅了


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 琉球舞踊重踊流宗家の志田房子さんらがこのほど、ハワイ沖縄プラザ完成を祝うチャリティー記念公演「みるく世の風」をハワイ沖縄センターで開催した=写真。1962年以来となる志田さんの公演を見ようと、約500人が来場した。

 公演では、過去に「鎮魂」、現在に「感謝」、未来に「夢と希望」とするコンセプトを基に伝統的な演目に加え、志田さんの創作舞踊が披露された。今回の公演のために、志田さん自らが作詞、選曲、振り付けをした演目「みるく世の風」も披露された。ハワイと沖縄の友情関係がいつまでも続くようにという願いが込められた演目はハワイのさまざまな琉球芸能グループが一つになり、流派を超えた圧巻の演舞を見せた。

 志田さんは「戦後、ハワイの1世、2世が故郷沖縄へ救援をしてくれた話を、父母より教えられた。先達(せんだち)の恩に少しばかりでも報いたい」と話した。志田さんはハワイ沖縄プラザ実行委員を代表してクリス島袋さんに寄付金を手渡した。
 (比嘉具志堅華絵通信員)