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「諦めず」人生楽しむ 脳梗塞回復 宮城さんが初の絵画展 “沖縄のピカソ”孫・小波津さん作品も

 【南城】8年前に脳梗塞で倒れ、右半身に硬直が残る宮城スミ子さん(86)が、南城市の「さし草屋 joy工房&茶屋」で自身初の絵画展示会を開いている。倒れた直後は歩くことができずろれつも回らなかったが、リハビリを続け、現在は歩けるようになり、大好きだった編み物もできるようになった。12月には絵を描くことに挑戦。沖縄をイメージして6枚の絵を描いた。会場では、海外の展示会で評価され“沖縄のピカソ”と呼ばれる孫の小波津有希さん(22)の絵などと並んで展示している。


右半身の硬直を乗り越え、自身初の絵画展示会を開いている宮城スミ子さん(左)と、孫の小波津有希さん=12日、南城市の「さし草屋 joy工房&茶屋」

 宮城さんが脳梗塞で倒れたのは78歳の時だ。右半身の筋肉が硬直し、右腕も折り畳むように曲がって動かせず、ろれつが回らなくなった。それでも宮城さんは、絶望することは全くなかったと振り返る。「人生、何とかしようと思ったら何とでもなるのよ」。宮城さんは40代の頃、夫を交通事故で亡くしている。宮城さんは7人の子どもを、養豚、豆腐販売などいくつも仕事を掛け持ちして育て上げた。

 「あの時もどうにかなった。諦めなければ何でもできるのよ。右半身の硬直も、リハビリ頑張れば良くなるんだから」。リハビリによる回復は、医者も驚くほどだったという。

 展示会初日の12日。孫の小波津さんも会場に足を運んだ。小波津さんは宮城さんの絵を見て喜び、笑顔を浮かべていた。宮城さんは「今度は有希と一緒に描いてみたいね」と言って、有希さんの頭をなでた。

 展示会は当面開催するという。問い合わせは「さし草屋 joy工房&茶屋」(電話)080(3971)3724。