与党「3択」容認 辺野古県民投票 全市町村実施へ加速


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新里米吉議長と面談した社民・社大・結の照屋大河会派長(右)と会派おきなわの瑞慶覧功会派長(左)、共産党の西銘純恵県議(後列)=23日午後、県議会

 辺野古埋め立ての賛否を問う県民投票の全市町村実施を巡り、県議会与党3会派の代表者は23日午後、県議会で新里米吉議長と面談し、新里議長が提案した選択肢を現在の2択から3択に増やす条例改正案について、容認する方針を伝えた。

 議長が与党に提案している選択肢は「賛成」「反対」「どちらでもない」の3択。

 面談後、社民・社大・結の照屋大河会派長は「全県実施と県議会での全会一致の議決が認められるなら柔軟に対応したい。検討の余地がある。テーブルにつく方向だ」と述べ、条例改選案に事実上賛成する方針を示した。

 与党3会派の内、2会派は条例改正に反対の立場を取っていたが、県民投票に不参加を表明している5市に対して、県は水面下で3択の条例改正案を提案し、5市からいずれも「歓迎する」との回答を得たこともあり、方針を転換した。

 与党の方針を受け、新里議長は24日にも会派代表者会議を招集する予定。【琉球新報電子版】