沖縄一周駅伝けさ号砲 開会式 互いの健闘誓い合う


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開会式で高々と選手宣誓をする中頭郡の玉城佑己=1日、那覇市奥武山の県体育協会スポーツ会館1階

 県知事杯第42回沖縄一周市郡対抗駅伝競走大会(主催・沖縄陸上競技協会、共催・県、琉球新報社、ラジオ沖縄、沖縄テレビ放送、特別協賛・沖縄電力、JAおきなわ、日本トランスオーシャン航空、協力・アイサム、県ランナーズクラブ連合会)は2日午前7時、出場14市郡の第1走者が那覇市の奥武山陸上競技場をスタートし、開幕する。レースは3日まで行う。

 沖縄本島をほぼ一周する31区間(287キロ)、総時間16~17時間におよぶ長丁場の戦い。初日は17区間160・4キロ。3日の復路は国頭村役場を午前7時に出発し、奥武山陸上競技場までの14区間126・6キロ。各地域の代表選手がたすきをつなぎ、優勝を目指す。

 同大会の開会式が1日、那覇市の県体育協会スポーツ会館で開かれた。出場選手や監督、関係者の見守る中で昨年覇者の島尻郡から大会本部に優勝旗が返還された。本番へのムードも高まる中、玉城佑己(中頭郡)が「熱くさわやかな風が吹く中、最後まで全力で走りきりたい」と選手宣誓し、互いの健闘を誓い合った。

 大会は2、3の両日、那覇市の奥武山陸上競技場を発着点に行う。14市郡が出場し、沖縄本島をほぼ1周する31区間、287キロでたすきをつなぎ、覇を競う。

 開会式では沖縄陸協の國場馨会長は「大会は県内最大規模の駅伝大会で、中高生から社会人にかけて、競技レベルを高めることが大きな目標。持てる力を存分に発揮してほしい」とあいさつし、選手らを激励した。玉城デニー知事のあいさつを代読した山城貴子県文化観光スポーツ部統括官は「県内選手にとって憧れの舞台。個人の限界に挑戦し、チームの思いをたすきに込め、悔いのないレースにしてほしい」と選手らにエールを送った。