【久米島】「2(つ)6(む)ぎ」の語呂合わせで「久米島紬(つむぎ)の日」の6日、久米島博物館で企画展「久米島紬―粋をまとう 男物の魅力―」(久米島博物館主催)が始まった。「久米島紬の日」は10回目で、久米島紬事業協同組合は50年目の節目の企画展となった。久米島で「男物」と呼ばれている男性着物に焦点を当て、伝統的な着物から近年制作されたものまで、「男物」の魅力を感じることができる内容だ。3月17日まで。
久米島町は2010年に2月6日を「久米島紬の日」に制定した。毎年、その日に合わせて久米島紬をPRするイベントを開いている。今年は、17年度に制作した男物を中心に企画展を開催した。泥染めによる独特の深みのある黒褐色とは一味違ったウージやギンネムなどで染め上げた糸で織った現代風の男物や、息子の成人式のために愛情込めて制作した着物など16点が展示されている。
久米島紬事業協同組合の松元徹理事長は「男物の良さを再確認し、町内外の人々の久米島紬への関心と理解が深まり、重要性を再認識してほしい」と語った。
企画展は入場無料、月曜休館。9、10の両日は、町真謝の久米島紬ユイマール館で久米島紬フェアーを開く。フェアーの入館料は無料。着付けや織り体験も無料(先着)。問い合わせは久米島紬事業協同組合(電話)098(985)8333。