【アメリカ】新年会、和やかに 北米県人会 9月に110年式典


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古典音楽かぎやで風節を斉唱、女こてい節で踊る宮城能松会の会員=1月20日、米カリフォルニア州モンテベロー市

 北米沖縄県人会の新年親睦会と役員就任式が1月20日、米カリフォルニア州モンテベロー市のクワイエット・キャノンレストランで開かれた。エディー神谷会長と山内優子事務局長が再選された。再選した神谷会長は9月に県人会創立110周年の記念式典を開催し、沖縄を代表する音楽グループ「BEGIN」を招くことを発表した。

 就任式では、理事13人、各部長14人が宣誓をした。理事のうち、10人が3世以降で、日本語を主体とするメンバーは3人にとどまった。役員の任期は2年。

 創立110周年の記念式典は9月1日にリドンドビーチ・パホーマンスシアターで開催する予定。式典の実行委員長に当銘由洋さんが就任した。

 沖縄県人会レガシーアワード(遺産賞)の授賞式も行われ、ジョー山川さんに贈られた。山川さんは1930年からの会員で、歴史部で「北米沖縄人史」の英語訳で貢献し、長年にわたって奨学資金部の会員やアドバイザーをしたことが評価された。また、県人会の新プログラムとして「シニアのユンタク会」が立ち上がり、3月から毎月1回、日本語を中心に開催される。会は、高齢者の社会的孤立を防ぐことを目的に、敬老助成金プログラムとして発足する。

 千葉明ロサンゼルス総領事が来賓あいさつをし「北米沖縄県人会は今年創立110周年を迎え、記念式典を開催するという、うれしいニュースがあった」と話した。(当銘貞夫通信員)