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【ボリビア】「おじぃ、おばぁに感謝」 4カ国若者交流会 エイサーで絆深める

 南米に住む沖縄県系人の若者が交流を深める「ニーセーターツアーボリビア2019」(ボリビア沖縄県人会主催)が1月14日から20日まで、ボリビアのサンタクルス市やオキナワ移住地で行われた。ブラジル、ペルー、アルゼンチン、ボリビアの14~25歳の県系人56人が参加した。


閉会式でエイサーを披露するニーセーターツアーの参加者ら=1月20日、ボリビアのサンタクルス市

 「ニーセーターツアー」は2007年にペルーで始まり、今年で12回目を迎える。アルゼンチン、ブラジル、ボリビア、ペルーの南米4カ国の県人会の持ち回りで、これまでブラジル、ペルー、アルゼンチン、ボリビアなどで行われてきた。ボリビア開催は4年ぶり3回目。県系人の若者たちの国際ネットワークの構築を強化し、沖縄県の伝統文化に興味を持たせることなどを狙い。

 7日間のツアーはサンタクルス市で5日間、オキナワ第一移住地で2日間、開催された。15日は移民資料館を訪問。16日はオキナワ移住地の会員が主に利用する高齢者デイサービスの利用者と交流した。そのほか、エイサーのワークショップやボリビア芸能の体験、交流ゲームが行われ参加者は絆を深めた。

 閉会式では、ボリビア沖縄県人会の比嘉徹会長らがあいさつし、各国の代表者が感想を述べた。アルゼンチンから参加したパディン・エリアナさん(18)は「おじぃ、おばぁたちに一番、感謝したい。彼らがいたからこそ、私たちがここにいる。このツアー中で歴史と文化と仲間同士で助け合うことを学んだ」と話した。参加者らは学んだエイサーとボリビアのダンスなどを発表した。


オキナワ移住地の会員が主に利用するデイサービスの利用者と交流する県系人の若者たち=1月16日、ボリビア

 今回のツアーでは、山城太一さん(20)がコーディネーターとして、企画・運営に携わった。山城さんは伊江村系の3世。オキナワ第2移住地で育ち、大学で農業ビジネスを学んでいる。15年に海外に移住した県人の子弟らが参加する県主催の「ジュニアスタディーツアー」で初めて沖縄を訪れた。

 山城さんは「一番大切なことは、今回のツアーでみんなという家族ができたこと。名字も国も言語も違うけど、家族としてつながっている共通のものはウチナーンチュであるということ」と語った。

(安里玉元三奈美通信員)