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パルミラ通り壁画、色彩豊か 作者ら20年ぶり修復 沖縄市

パルミラ通りの壁画の改修を進める友寄司さんら=2日、沖縄市のパルミラ通り

 【沖縄】沖縄市に拠点を置くデザイン事務所「アトロン」の友寄司さんとエノビ☆ケイコさんが1~3日、市中央のパルミラ通りにある壁画の修復に取り組んだ。壁画は2人が1999年、通り会の依頼を受けて制作し完成してから20年を迎える。同期間中に市内で開催されている専門学校インターナショナルデザインアカデミー(IDA)の卒業作品展に合わせ、IDAの学生と共に壁画をよみがえらせた。

 壁画は高さ約3メートル、幅13メートル。「通りを明るいイメージにしたい」という通り会の依頼を受けて制作した。友寄さんは「まだ事務所の活動を始めたばかりの時期で、グッドタイミングだった」と当時を振り返る。エノビさんも、当時から通りの壁に「何か描けたらいいと思っていた」といい、依頼を快く引き受けたという。壁画は、今ではコザの「インスタ映え」スポットにもなっている。

 壁画完成から20年がたち、所々に色落ちや薄れている部分も目立ち始めていたため、友寄さんたちは修復を決意した。友寄さん自身がIDAの卒業生で、卒業作品展に合わせて「一緒にできたら」と同校の学生と連携して壁の修復に取りかかった。参加した学生の中には、壁画が完成した年に生まれた人もいた。

 修復作業中は、通りかかった住民から「きれいにしてくれてるの? ありがとうね」と声を掛けられることも。参加したIDAの知念碧さん(19)は「塗り終えた後に、生まれ変わった壁画を見るとすごい達成感がある」と語った。