将棋の第68期王将戦七番勝負第4局那覇対局(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社、日本将棋連盟主催、琉球新報社共催)が、24日午前9時から那覇市泉崎の琉球新報社で始まる。25日まで。前夜祭が23日、那覇市泉崎の琉球新報ホールで開かれ、久保利明王将と挑戦者の渡辺明棋王が出席し、沖縄県内の将棋ファンや大会関係者らと交流した。
今回の七番勝負のうち、第3局を終えた段階で挑戦者の渡辺棋王が3連勝し、タイトル奪取まであと1勝に迫っている。久保王将としては、第4局で勝利して逆転へつなげることができるのか重要な局面となる。
前夜祭で登壇した久保王将は「今日は英気を養い、明日から良い将棋を指せるようにしたい」と意欲を見せた。渡辺棋王は「地元の将棋ファンに、さすがタイトル戦と思われる将棋を指せるように頑張りたい」と意気込みを語った。
前夜祭では主催者を代表して毎日新聞社の岩松城取締役西部本社代表、スポーツニッポン新聞社の河野俊史社長、日本将棋連盟の鈴木大介常務理事があいさつし、共催する琉球新報社の玻名城泰山社長が歓迎の言葉を述べた。
県内でのタイトル戦は2001年の第49期王座戦以来、約18年ぶり。
琉球新報創刊125年と新本社ビル落成を記念し開催される。