危険! 車道側にバス時刻表 苦情受け是正へ


社会
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 沖縄行政評価事務所(城間盛孝所長)は21日、県内のバス停で時刻表が車道側に掲示されているバス停が13カ所確認されたことから、時刻表の掲示方法の是正を検討するよう沖縄総合事務局にあっせんした。

 同事務所によると、国道58号にあるバス停「第一天久」の時刻表が車道側にあり、車道側に出て時刻表を確認するのは危険だと指摘する県民からの相談が寄せられた。このため国道58号沿いやライカム周辺など利用者の多い本島内のバス停83カ所を調査したところ、13カ所で車道側に時刻表が掲示されていた。

 同事務所が相談内容を行政苦情救済推進会議(座長・渡名喜庸安琉球大理事)に諮ったところ「バス利用者の利便性および安全性の観点から、沖縄総合事務局およびバス事業者は何らかの対応を行う必要があると考えられる」との答申を受け、あっせんに至った。

 時刻表が車道側に掲示されている理由について同事務所の担当者は「最大四つのバス事業者が利用するバス停の場合、歩道側だけでは全て貼りきれず車道側にも貼ったのではないか」と話した。