将棋の「第68期王将戦七番勝負第4局那覇対局」(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社、日本将棋連盟主催、琉球新報社共催)が24日、那覇市泉崎の琉球新報社で始まった。25日まで。県内でのタイトル戦は2001年の第49期王座戦以来、約18年ぶり。
先手の久保利明王将は「振り飛車」戦法が得意だが、今回は「三間飛車」戦法の形から駒を進めた。後手の挑戦者・渡辺明棋王は得意の「居飛車」戦法で攻めた。久保王将が51手を指した後、渡辺棋王が25日に指す最初の手を事前に決める「封じ手」をして24日夕に休憩に入った。2日目の25日は午前9時から対局を再開する。
王将戦は七番勝負のうち第3局までは挑戦者の渡辺棋王が3連勝しており、タイトル奪取まであと1勝で好調を維持している。久保王将が反撃できるか注目される。2日目は大盤解説会が午後2時から琉球新報ホールで行われる。受け付けは午後1時開始。入場料は一般1500円、中学生以下千円。問い合わせは琉球新報読者事業部(電話)098(865)5013(午前10時~午後5時)。