日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソンは2日、岩手県の花巻市総合体育館アネックスで大同特殊鋼と対戦し、22―25で敗れた。通算成績は1勝2分け19敗。
コラソンは相手の速攻に対しても守備をすぐに立て直した。互いのGKの好セーブが何度もあり、11―11で前半を折り返す。後半も一進一退の展開が続き、コラソンがリードする時間帯もあったが、終盤に5連続失点し振り切られた。大同特殊鋼の東江雄斗(興南高―早大出)は1得点だった。
コラソンの次戦は3日、宮城県のフラップ大郷21でトヨタ自動車東日本と戦う。
▽男子
大同特殊鋼 15勝2分け6敗
25―22(11―11,14―11)
琉球コラソン 1勝2分け19敗
◆互角展開も終盤に差
プレーオフ進出を決めている大同特殊鋼と後半途中まで互角に戦った琉球コラソンだが、後半20分すぎからの5連続失点が響き、22―25で敗れた。
序盤、中村彰吾を中心とした3―3守備で相手キープレーヤーを抑えて、GK内田武志が随所で好セーブを見せ、相手に得点を許さなかった。攻撃では中長距離で石川出、サイドから名嘉真吾らを中心に得点を重ねるも、相手GKの前に何度もシュートを止められ、11―11で折り返す。
後半も得点を取り合う状況が続いたが15分すぎに名嘉、堤裕太、俣野志樹の連続得点でリードした。しかし、20分過ぎから韓国人選手2人にうまくスペースをつくられるなどし、5連続で得点を許した。
試合終了間際に数的有利の状況になるも、相手に守り切られた。東長濱秀作監督は「試合全体で8~9割は作戦がはまった。最後は韓国人選手2人にやられてしまった」と悔しがった。