【中城】中城村の浜田京介村長は5日開会した村議会3月定例会で施政方針を説明した。人口増に対応する土地開発を可能にするため「村土の利用状況を見直し、活用できる選択の幅を広げる必要がある」と述べ、都市計画を現行の那覇広域都市計画から中部広域都市計画に移行させることを含めた取り組みを始めると表明した。
浜田村長は「豊かな環境を守り、開発などを一定程度抑制したことで他市町村にはないさまざまなポテンシャルを高めることができた」とこれまでの規制の効果を評価した。
一方で多様で旺盛な開発ニーズの高まり、今後の人口増加率が県内で最も高くなる見通しであることにも触れ「周辺環境の変化や新たな課題への対応が求められている」と強調した。
さらに「都市計画の議論を深め、中城村から沖縄県の発展につながる改革へ向けて挑戦していく」と決意を述べた。【琉球新報電子版】