スルルーで3キロのカツオ


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3月2日、慶良間奥武の5番で3キロ近いカツオを釣った大城一浩さん

 「するするスルルー釣り」とは、キビナゴを撒(ま)き餌と付け餌に使い、ウキ止めを付けない全遊動仕掛けで、広範囲に磯を探るという沖縄生まれの釣り方。最近では大手メーカーからも専用竿(ざお)が発売されている。「がまかつ」からも「慶良間」の名前で発売されていて、近日バージョン2が発売される。2日に行われた発売前のテスト釣行に同行取材した。

 好天に恵まれたこの日、夜明け前に通称「奥武の5番」に名釣会沖縄県支部長り大城一浩さん、メーカーの2人と4人で渡った。

 夜明けとともに、するするスルルーをやってみたが、大物の気配がないので通常のフカセ釣りにチェンジ。トカジャーやヒレーカー、イスズミ、オンレーなどがポツポツ釣れた。

 お昼過ぎになってするするスルルーに変えるとすぐにヒット。あっさりと3キロ近いカツオが釣れた。理想の竿に仕上がったこのバージョン2で県記録を塗り替える日は近いだろう。

 3日、西崎一文字を会場に第38回G杯争奪全日本がま磯チヌ選手権沖縄予選が開催された。魚の活性が低く各選手が苦労する中、3匹のチヌが釣れ、3人が全国大会出場を決めた。

 1位 當山康彦 920グラム 39・8センチ(L文字)
 2位 石川直也 360グラム 29・2センチ(なべ堤)
 3位 長浜卓人 280グラム 27センチ(なべ堤)

 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

3月2日、慶良間で58.8センチ・2.67キロのトカジャーほかを釣った玉代勢ますみさん(沖縄めじな会)
2月26日、那覇で10.6キロのクブシミを釣った沼野翔太さん

2月27日、馬天で53センチ・2.43キロのチンシラーを釣った幸地賢尚さん
3月2日、浜比嘉島で70.5センチ・4.25キロのタマンをハリス2号のフカセタックルで釣った中村高秀さん

2月27日、中城湾で4キロのカイワリを釣った比嘉允さん(若潮丸)
2月26日、マリンタウンで51センチ・2.27キロのチンシラーを釣った當真正彦さん

2月28日、那覇一文字で49センチ・1.59キロの尾長グレを釣った石原久士さん
2月25日、伊計島で68センチ・4.14キロのタマンを釣った當銘由樹さん(珍福会)

2月28日、宜野湾海岸で76.5センチ・7.76キロのタマンを釣った小橋川真嗣さん
3月3日、G杯チヌ釣り大会で39.8センチ・0.92キロのチヌを釣って優勝した當山康彦さん