【ボリビア】日本語指導、アイデア共有 21人参加し教師合同研修


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研修会に参加する日本語学校の教諭ら=2月26日、サンタクルス市のサンタクルス中央日本人会ホール

 ボリビア日本語研究委員会(本多由美委員長)主催の「日本語教師合同研修会」が2月26日、サンタクルス市のサンタクルス中央日本人会ホールで行われた。サンタクルス県にある日本語学校のサンタクルス日本語普及学校、サンフアン学園、オキナワ第一日ボ学校、ヌエバ・エスペランサ校、ラパス校をはじめ、県外からコチャバンバ日本語教室、ラパス学校から教員21人が参加した。

 研究委員会は「教員が成長できる環境をつくろう」をテーマに行われた。本多委員長は、アルゼンチンやペルーなど南米スペイン語圏9カ国の日本語学習奨励事業や教師研究に関する情報を報告。参加者らと共通課題やニーズを抱える国・地域の共通点など可能性を探った。授業の改善について、学習者の学びが成立するように心掛けているかなどを報告した。各校の現状報告や、取り組んでいる指導方法について発表した。

 参加したオキナワ第2地域のヌエバ・エスペランサ学校の山城興蔵教諭は「授業を行うためのアイデアの共有、日本語教育を発展させるための他国での行事紹介などがあり、いろいろ参考にさせてもらおうと思った」と話した。
 (安里玉元三奈美通信員)