6月20日は国際日系デー 関係者らが交流会計画


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国際日系デーをPRする伊佐正アンドレスさん(左)と比嘉アンドレスさん=12日、名護市の名桜大学

 【名護】日系人としてのアイデンティティーを確立し、日系人同士の交流を深める6月20日の「国際日系デー」まで100日となった12日、アルゼンチン沖縄県系2世の比嘉アンドレスさん(43)とペルー県系3世の伊佐正アンドレスさん(28)の2人が名護市の名桜大学で、同デーをPRした。当日は日系人や関係者らを招いた交流会の開催や移民の歴史のプレゼンテーションなども計画する。開催場所や時間などについては今後、検討するという。2人は「多くの日系人や日本人が参加し、お互い交流してほしい」と参加を呼び掛けている。

 6月20日は、1868年に日本人が初めてハワイに渡った日にあたり、海外日系人協会が昨年、「国際日系デー」に制定した。比嘉さんと伊佐さんが提案し、制定に動いた。

 比嘉さんは「移民の歴史の上に私たちがいる。日本人は移民について知らない人も多い。日系デーを機に移民の歴史などを知ってほしい」と話した。

 2人は10月30日の「世界のウチナーンチュの日」の制定にも尽力した。伊佐さんは「ウチナーンチュが『世界のウチナーンチュの日』を大切にしているように、日本人や日系人に『日系デー』を大切にしてほしい。日本人と日系人が家族のようにお互いを助け合えるような関係をつくりたい」と強調した。