沖縄県職員採用試験 上級1次は慰霊の日に実施


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 沖縄県人事委員会は14日、2019年度県職員採用試験計画の概要を発表した。上・中・初級の採用人数は160人程度、警察官は65人程度、障がい者対象の試験では若干名の採用を予定している。

 19年度は上級の1次試験が6月23日の慰霊の日に実施される。1次試験は東京都、大阪市を除く46道府県、19政令指定都市で例年6月の第4日曜に統一されており、慰霊の日を避けた繰り下げについて他府県の同意が得られなかった。02年度も6月23日に1次試験を実施している。

 障がい者の受験資格も見直し、身体障がい者に加えて、知的・精神障がい者も受験可能とした。身体障害者手帳の等級要件なども撤廃する。「地方公務員法の平等取り扱いの原則」や「合理的配慮の提供」の観点から、特定の障がい種別に限定しない試験の実施が厚生労働省から求められたことによる見直し。

 中・初級の1次試験日は9月29日。警察官Aの1次試験日は7月13、14の両日、警察官Bの1次試験日は10月19、20の両日。障がい者対象の1次試験日は10月20日。

 詳細は県のホームページに掲載する。問い合わせは県人事委員会(電話)098(866)2545。