【ボリビア】“オキナワ”商品でPR 県系3女性 販拡へ取り組む


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オキナワ移住地で作られた物産の販売を拡大しようと、「オキナワサンデイマーケット」を立ち上げた県系女性の3人

 オキナワ移住地で作られた商品の販売を拡大しようと、県系人女性3人が「オキナワ印商品販売プロジェクト・オキナワサンデイマーケット」を立ち上げた。同プロジェクトの企画者は那覇市系のイノウエ清香さん(28)、名護市系の岸本夏子さん(30)、伊江村系の山城あゆみさん(35)。サンタクルス市のオキナワマーケット前で毎月第2日曜日の午前中に「オキナワサンデイマーケット」を開催し、移住地産の食品、加工品、手芸品を販売している。

 2月は、第1日曜日の10日に開催。フェイスブックなどを通じて、事前に移住地の商品を紹介するなど、周知にも力を入れて臨んだ。各家庭や地域で作られた、みそやはちみつ、アセロラジュース、ケーキ、弁当、手芸品など自慢の品が店頭に並び、売り切れの商品が出るなど大盛況だった。

 岸本さんは「たくさんのお客さんに来ていただいた。あっという間に商品が完売し、満足度は100%。始まったばかりだが、これからもオキナワの商品をできるだけたくさんの人に知ってもらうために、頑張っていきたい」と話した。山城さんは「現地の人たちがもっと日本の文化に興味を持ってもらえるような交流の場をつくっていきたい」と強調。さらに「サンタクルスだけでなくボリビア全土にこれらの商品を通してコロニアオキナワを広めていきたい」と意気込んだ。

 イノウエさんは「オキナワ移住地の名をもっと多くのボリビアの現地の方々に広めていき、移住地の方々がいろいろな商品を出せる場をつくっていきたい。皆で協力し合い成長し、いずれは移住地の発展につなげたい」と語った。

(安里玉元三奈美通信員)